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例)研究発表 生命科学科
[2016/06/30]
慶尚(キョンサン)大学校国際交流(クリニカルクラークシップ)
 九州大学医学部医学科では、韓国の仁済(インジェ)大学校医科大学、慶尚(キョンサン)大学校、釜山(プサン)大学校の3大学と学生交換交流を実施しており、平成28年4月2日(土)~4月24日(日)の期間に医学科6年生3名が、慶尚(キョンサン)大学校を訪問しました。

 現地では英語を使用し、授業外の時間も韓国の学生と食事を共にするなど交流を深めています。

国際交流 (医学研究院のウェブサイトへリンクします。)
  
  
   慶尚大学での実習を終えて
医学科6年 西岡 瞳

  
 
  この度、4月4日〜22日までの3週間、韓国の晋州にある慶尚大学で臨床実習に参加してきました。私は、1週目は小児科、2週目は神経内科、3週目は産婦人科を回らせていただきました。私自身海外経験は乏しく、まして3週間も異国の地にいることは初めての事だったので、始めは不安でいっぱいでしたが、今終えてみると参加してみて本当に良かったと思っています。以下に具体的に良かった点について書き、少しでも後輩たちにこの韓国留学に興味を持ってもらえればと思います。
  



  
毎日の英語のシャワー


   韓国では、3週間主に英語を使い大学の教授やドクター、学生達とコミュニケーションをとりました。はじめのうちは、相手が何を言っているのか分からず苦しみ、時とともにだんだん耳が慣れてきて相手の言っていることを掴み始めると、今度は自分の気持ちを英語に訳するのに時間がかかるという壁にぶち当たり、四苦八苦しました。しかし、3週間という長い期間、朝から夕方までの実習及び夕食時まで英語漬けの環境にいると、今までの英語で聞く→日本語に変換(脳内)→日本語で返事を考え英訳(脳内)→英語で話すという流れから、英語でダイレクトに理解し、それを英語でダイレクトに返すという途中の日本語への変換ステップを省いた流れへと変わることを実感しました。英単語を覚えることや文法を学習することも大切だと思いますが、実際に英語を用いて会話することで英語を使う喜びを味わえたことは、私の中で大きな財産となりました。

日本と違う医学教育


   慶尚大学は4年制の医科大学で、学生は高校卒業後、様々な総合大学(4年制)で教養や専門を学び、その後に最難関といわれる試験を受けて入学します。したがって、学生は部活やサークル、バイトなどいわゆる学生生活で行うことは最初の総合大学のうちに終わらせているので、この医科大学期間はそのほとんどを勉強に費やしており、医学に対し非常に真摯で勤勉です。実習中のプレゼンやレポートの発表機会も多く、毎日のように膨大な宿題が課され、加えて韓国語と英語の両方で医学を勉強しているので他のことをしている暇が無いといったほうが正しいかもしれません。この勤勉さに衝撃を覚え、私も同じ医学生としてもっと勉強しなければとモチベーションを高められました。また、韓国では教授を始め、レジデント、インターン(研修医)、看護師などのコメディカル等、医療に携わる全ての人が学生の教育に非常に熱心で親身に教えているのが印象的でした。慶尚大学は九州大学のような大規模病院ではありませんが、その代わり院内は職種を問わず仲が良くアットホームで、病院全体で学生を育てるという雰囲気があるのは医学の勉強をする環境としてとても良いものであると思います。そしてそれは留学生である私達に対しても同様で、決して放置されることはなく、教授も先生方も英語でなんとか講義をしようとしていただいて、一度習ったことでも、私自身忘れていることも多く新鮮な気持ちで講義に臨むことができ、貴重な経験となりました。
  

現地の学生との交流


   こちらの学生は前述のとおり大変忙しいです。にも関わらず、毎日のようにお昼ごはん、夜ご飯に連れて行ってくれました。サムギョプサル、晋州ビビンバ、コンナムルクッパ、サムゲタン、キンパ、冷麺…と今思い出してもまた食べたくなってしまうくらい韓国には美味しい料理が数多くあります。学生達と他愛もない話をしながら美味しい料理とお酒に舌鼓を打つことは本当に楽しいひと時でした。また、食事だけでなく晋州の観光名所にも車で連れて行ってくれ、晋州の美しい風景や、歴史にも触れることが出来ました。(実は晋州は日本と深い関わりがあるんですよ・・・)また、私は3週目に体調を崩してしまい、市販の薬も効かず戸惑っているとすぐに学生達が夜間の救急外来に連れて行ってくれ先生との橋渡しをしてくれました。韓国の周りの人の優しさ、温かい人柄に触れ感激したのを覚えています。
  

最後に


   この3週間、韓国の医療現場や教育体制を通して国際間の相違を知り、異国の文化や歴史に触れ、温かい友人たちと国際交流を行うことができ、自分の視野を広げる非常に貴重な経験ができたと思います。
 最後になりましたが、この交換留学を取りまとめていただいた、康先生、金先生、また様々な手配をしていただいた学生係の方々、支援をしていただいた同窓会の方々、そして温かく私達を迎えてくださった慶尚大学の学生の方々に心より感謝申し上げます。
  
 
 
 

  
    

    
  
   慶尚大学臨床実習を終えて
医学科6年 藤原 義宜

  
 
   私は、6年次の4月の研究室配属期間を利用して、韓国の晋州(jinju)にある慶尚大学で2週間臨床実習させていただく機会を得ました。慶尚大学は、大学卒業後に入る4年制のメディカルスクールです。今回は、慶尚大学の3年生(日本の5年生に相当)と共に内分泌科と産婦人科を回らせていただき、韓国の医療と医学教育に触れる貴重な機会となりました。



  
韓国の学生たち


   実習が始まり、まず衝撃を受けたのは、慶尚大学の学生の勉強への姿勢でした。実習で移動するたびにほとんどの学生が分厚い医学書を持ち歩き、待ち、空き時間を見つけては教科書を読んで勉強していました。また、先生と話す際には自分の疑問を積極的に質問しており、見習わなければならないなと思いました。知識も豊富で、分からないところなどを教えてもらうことが多々あり、刺激になりました。
  そして、知識量だけでなく学生たちの英語能力も日本に比べるとかなり高いように思いました。実習で何度か外来見学をさせていただいたのですが、患者さんと先生とのやり取りを一緒に見学していた学生が毎回英語で説明をしてくれ、その英語能力の高さに驚きました。慶尚大学はメディカルスクールであるのでアメリカやイギリス、カナダの大学出身者もおり、彼らが英語を喋れるのは当然として、他のほとんどの学生も英語を不自由なく使えるのではないかと思いました。入学前に高い英語能力が要求されるだけでなく、入ってからも主に英語の教科書を読み、病名なども英語で覚えており、英語に触れる量が違うからなのかもしれません。私は医学英単語をあまり覚えていないため苦労する場面もあり、これから勉強していきたいと強く思いました。

先生や学生たちのやさしさ


   今回の実習では、韓国の先生や学生のやさしさを感じることが多々ありました。行く前までは、初めての海外での実習であったために不安で大丈夫だろうかと思っていましたが、沢山の人が困っていることはないか、したいことは何かを気にしてくれて、忙しいにもかかわらずカフェに誘ってくれたり、夕食に連れていってくれたりして非常に楽しい時間を過ごすことができました。


最後に


   2週間と短い間でしたが、文化を肌で感じ、人の優しさに触れ、様々なことを知ることができましたし、また韓国の学生のレベルの高さ、勤勉さを目の当たりにして自分の勉強に対する姿勢を見直すいい機会になりました。今回、慶尚大学での実習に参加をして本当によかったと思います。このような機会を与えていただいた康先生、金先生をはじめとする先生方、手続等を行っていただいた学生係の方々、韓国の学生の方々、お世話になった皆様方に深くお礼申し上げます。
  
 
 
 

  
  

  
 
 
   慶尚大学医学部での実習を終え
医学科6年 右田 利央子

  
 
   私は4月に韓国の慶尚大学で3週間実習をさせていただき、小児科、麻酔科、産婦人科でお世話になりました。この3週間で感じたことを書いていきたいと思います。





        
良い刺激


   慶尚大学医学部は4年制で、3年生と4年生が臨床実習をしています。3年生でメジャーな科を回った後4年生でマイナーな科を回るという流れで、小児科・産婦人科は3年生、麻酔科は4年生と一緒に実習しました。また、韓国では各科に複数の教授がいるという点も日本と異なります。
  小児科では、現地の学生は早朝に大学に来て、レジデントや看護師が採血する際に小児の足を押さえたりして手伝いをしていました。九大に比べて学生がより診療に参加している印象を受け、学生とレジデント・看護師の距離も近いように感じました。その他カンファレンスや回診に参加したり、教授の前で担当患者のプレゼンをしたりしていました。プレゼンは暗記しなければならず、その後も教授から多くの厳しい質問が浴びせられていました。
  麻酔科は、朝1時間ほど術場見学をした後、主に午前中は教授の講義を受け午後はシュミレーターを使って手技の練習をしました。韓国は国家試験で実技試験もあります。そのため普段から実技の練習をしっかり行っていて、麻酔科の実習はわずか1週間であるにも関わらず金曜日には教授の前で実技試験があるとのことでした。項目は、気管挿管、腰椎穿刺、動脈穿刺で、シュミレーターといえども患者さんへの説明や消毒や片づけも含めてかなり本格的に練習しました。九大ではなかなかこういう機会はないので、とても良い経験になりました。
  産婦人科では、午前中は主に教授の外来や分娩などを見学しました。外来は多くの患者をてきぱき診察していたのが印象的でした。処置や分娩は呼ばれたら見に行くという感じで、待機中は皆真剣に勉強していました。午後は学生がパワーポイントで症例のプレゼンをしたりPBLをしたりしていました。韓国の医学生は普段から医学英語を自然に学んでおり、プレゼンの医学用語は全て英語を使用していました。自分の語彙力の無さを実感し、今後英語を勉強していく必要性をひしひしと感じました。
 また、3・4年生は毎日実習が終わった後16:00から18:00までcase conferenceに参加します。これはレジデントや時には学生が症例発表をするのを聞いて勉強する時間です。家に帰ってからも多くの宿題があるそうで、韓国の医学生は本当に忙しい日々を送っているなと感じ、刺激を受けました。


  
かけがえのない日々


   慶尚大学は釜山から車で1時間半ほどかかる晋州という街にあります。静かな街ですが大学の周りには多くの飲食店やカフェがあり、コンビニやスーパーもあるため、生活には困りません。晋州の観光名所である晋州城は4月は桜がとても綺麗で、夜にライトアップされた姿は壮大です。晴れた日には川沿いを散歩するのも気持ち良くてお勧めです。
 実習中は女子寮の中でもguest roomと呼ばれる部屋に滞在させていただきましたが、とても広い上に毎日清掃やタオルの取り換えまでしていただき、ホテル顔負けの快適さでした。
 そして、何よりもお伝えしたいのが、現地の学生が皆非常に親切であるということです。昼休みでも夜でも常に気にかけてくれご飯に連れていってくれたり、晋州城や夜景、海を見に連れて行ってもらったりもしました。慶尚大学で実習していた九大の学生3人で週末は旅行にいきましたが、釜山に行く際にはちょうど釜山に帰る用事があるという学生が車で送ってくれたりもしました。このような温かい心を持った学生たちに迎えられて本当に自分は恵まれていると思いましたし、かけがえのない日々となりました。


最後に

  
   私は今まで全く留学の経験が無く、英会話はまるで自信がありませんでした。また韓国語もほぼ分からない状態で、留学前に勉強していこうと思ってはいたものの、結局医学英語をいくらか勉強しただけでした。しかし実際に行ってみると、多少間違った英語表現が混ざっていても、お互いコミュニケーションを取りたいという気持ちがあれば意思疎通はできるということが分かりました。このプログラムに興味があるみなさん、不安はあるかもしれませんが、きっと行ってよかったと思えると思いますので、ぜひ参加してみてください。
 最後になりましたが、このような貴重な機会を与えてくださった康先生、慶尚大学の先生方、学生の方々に心より感謝申し上げます。
 
  
 
 
 

  
  

  

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