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例)研究発表 生命科学科
[2017/05/31]
仁済(インジェ)大学校国際交流(クリニカルクラークシップ)
  九州大学医学部医学科では、韓国の仁済(インジェ)大学校医科大学、慶尚(キョンサン)大学校、釜山(プサン)大学校の3大学と学生交換交流を実施しており、平成29年4月10日(月)~4月28日(金)の期間に医学科6年生3名が、仁済(インジェ)大学校医科大学を訪問しました。

 現地では英語を使用し、授業外の時間も韓国の学生と食事を共にするなど交流を深めています。

国際交流 (医学研究院のウェブサイトへリンクします。)
仁済大学での短期留学
 
医学部医学科6年 内海 聡志
 
 
  平成29年4月10日から28日までの3週間、韓国の釜山にある仁済大学海雲台白病院で短期留学をさせていただきました。私の場合は循環器内科、形成外科、消化器内科の順番に1週間ずつstudent doctorとして参加させていただきました。
 
国での充実した暮らし
  韓国では仁済大学が提供してくださった寮での生活となりました。1人に1つの部屋を貸してくださり、それぞれの部屋には冷蔵庫、洗濯機、アイロン、テレビ、パソコン、Wi-Fiなど、生活に必要なほとんどの家電が揃っており、日本にいるときと変わらないような生活を送ることができました。また食事についても、朝昼晩と食堂で日替わりの料理を無料で提供していただきました。それ以外でも仲良くなった学生や一緒に留学に来ていた友達と外に食事に出かけたりもしました。
  平日はしっかり実習を行い、一方で土日には釜山や慶州の観光なども行うことができました。韓国料理を楽しんだり、韓国のビーチや街を散策したり、韓国の伝統的な建造物を目にしたりと、充実した時間を過ごせました。
 
生の立場から海外の医療と教育を見ることができる
  病院での実習は科によって多少異なりましたが、基本的にはいろいろな手技を見学する形となりました。教授をはじめとして、多くの先生方、看護師の方々が気にかけてくださり、英語で解説をしてくださったり、質問に答えてくださったりして、とても勉強になりました。学生だからこそ、基本的なことでもしっかりと教えていただくことができ、気兼ねなく多くの質問をすることもできたと感じました。また、日本でのポリクリを一通り終えたこの時期だからこそ、日本と韓国の医療の違う点・同じ点に気付くこともでき、より一層良い時間を送れたように思います。
  仁済大学の学生と一緒に実習を行うことも多く、合間にいろいろな話をすることもできました。韓国と日本の文化、実習や普段の生活のこと、韓国での医療制度や兵役のこと、時事問題についてなど、他愛もないような話から真面目な話まで、自分にとってどれも新鮮な話で、楽しい時間を過ごせました。加えて、多くの先輩方の感想文にも書いてあるように、韓国では多くの医療単語を英語のまま使っているという差を直接感じることができました。普段の会話では英語を同じレベルに話せても、医学についてのディスカッションを行う際や英語の論文を参照する際についていけず、その差を痛感しました。最新の情報がめまぐるしく更新される現代の医療において、英語の必要性をより一層感じました。
 
くの人に支えられた3週間
  私自身、韓国に行くのは初めてで、多くの不安がありましたし、実際に多くの困った場面に遭遇しました。道が分からない時、メニューが読めなくて困っている時、部屋のバスルームの鍵が開かなくなった時、地下鉄の一日券に不具合が生じた時。それらの時に力になろうと、不慣れな英語で話しかけてくれる韓国の人々がいました。
  また前述した通り実習においても、大勢の先生方、看護師の方々、事務の方々、学生が私たち留学生のことを気にかけてくださいました。
  さらに九州大学の康東天先生や学生係の職員の方々が、今回の留学を企画し、いろいろな手配をしてくださいました。
  多くの方々に支えられて出来た今回の経験は本当に素晴らしいものでした。この留学に携わってくださった全ての方々に感謝しています。ありがとうございました。この文章を読んだ後輩が、留学について興味を持ってくれれば幸いです。
  

 

 


  
仁済大学クリニカルクラークシップを終えて
 
 
医学科6年  北 拓海

 
 
 
  平成29年4月10日から28日までの3週間、釜山にある仁済大学海雲台白病院で臨床実習をさせて頂きました。 家庭医学、循環器内科、形成外科にて各一週間ずつの実習となりました。以下、簡単にご報告いたします。
 
習について
  家庭医学は日本での総合診療科のような位置づけであり、感冒症状の初診から高血圧や禁煙外来のフォローなどを行っていました。外来に参加する時間が多く、仁済の学生はプレ診察を行い、教授からのフィードバックをもらう形で実習をしていました。やはり韓国語の壁は大きく、合間に教授が英語で簡単な解説をしてくださるのですが、問診から一緒に鑑別を考えるプロセスが共有できないのは残念でした。そのなかでYoo教授は常に私を気にかけてくださっていて、限られた時間の中でもきちんと勉強することができました。
 
  循環器内科は血管内科という方が正確かもしれません。午前中は主にカテ室で冠動脈造影検査、冠動脈や総腸骨動脈などの閉塞性疾患の治療、心外膜穿刺などを見学しました。午後は各グループにわかれて回診がありました。私はKim Dong-ki教授のグループでしたが、毎日全ての患者の解説と、関連する簡単なレクチャーをしてくださり、とても感謝しています。
 
  形成外科では、二重瞼の処置や目頭切開、豊胸術後のシリコンバックの処理など美容整形的な一面から、眼窩底骨折や鼻骨骨折、Le FortⅢ型骨折の再建など幅広い手術を見学しました。九大のポリクリでは形成の実習がなかったため、大変貴重な経験となりました。一緒に実習した学生が先生の解説を英語で説明してくれたので、特に困ることはありませんでした。
 
 
生との交流
  仁済大学の学生は全体的に症候診断の力が強く、より実践的な能力が磨かれていると感じました。韓国の医学生は、普段から英語の教科書を読み、ネットで英語の文献を調べます。圧倒的な語彙力の差を感じたので、私も合間をぬって英語を勉強していこうと思いました。
 
  学力的な意味ではとても刺激的な彼らでしたが、実習の合間ではカフェや15階にある休憩室で沢山話すことでリラックスさせてくれました。仲良くなればなるほど実習中の質問もしやすくなるので、非常に短期間ですが積極的に交流した方がいいと思います。
 
 
国での生活
  海雲台は海雲台ビーチを筆頭に韓国でも有数のリゾート地で、海雲台白病院の最寄駅はそこから地下鉄で5分ほどの距離にあります。地下鉄は安く本数も多いうえに広いエリアをカバーしており、白病院から繁華街の西面や南浦にも気軽に行くことができます。休日の遠出はもちろん、平日の夕方から散策するにも大変便利な環境です。
 
  出発前の準備ですが、ポケットWi-Fiは準備しておいた方がいいと思います。同級生同士での連絡はもちろん、仁済の学生との連絡、用語の検索や翻訳など、ほぼ必須と言ってよいでしょう。
 
  語学についてですが、英語の苦手な私は日常会話の本と、医療英単語の本を買いました。医療英単語がわからないと、正直実習中はきついです。韓国では医療用語はすべて英語を活用しているため、「常識」として聞きなれない英単語がぽんぽん飛んできます。また、実習期間中に韓国語をもっと話したいという願望があふれてきた時のために、簡単なレッスン本を持って行くことをお勧めします。
 
  宿泊施設についてですが、病院の真横にあるドミトリーで、1人1部屋貸してもらえます。シャワー、冷蔵庫、洗濯機、ケトル、パソコン(動画を見るには回線が遅い)が完備しており、また数枚のタオル交換、部屋の掃除とゴミの回収が週に2回ほどあり、とても快適です。食事は病院の地下にある食堂にて朝昼晩、無料で食べることができます。
 
 
  日韓関係についての報道が相次ぎ心配していた時期でしたが、自分の足で実際に現地に行くことで人々の温かさに触れることができ、これからもっと関わっていきたい場所だと思うようになりました。このような貴重な交換留学を企画し、様々な手配をしてくださった九州大学の康東天教授ならびに学生係の職員の方々、また現地でお世話してくださった先生方、関係者の方々に感謝いたします。ありがとうございました。
 

 

 

 
    

  
仁済大学での実習を終えて
 
医学科6年 中島 佑
 
 
 
 
 私はこの度、研究室配属の期間を利用して、仁済大学の交換留学プログラムに参加させていただきました。
 
  以前から、学生の間に留学を経験したいと考えていたのですが、実行できておらず、今回友人の誘いもあり、挑戦の決意ができました。今まで頻繁に英語を使う環境でもなく、留学の経験もなく、不安が大きかったですが、大変良い経験であったと思います。
  私と同じ状況の方には、このプログラムを是非お勧めしたいです。
 
 
  形成外科・家庭医学・小児科を各一週間ずつ、見学しました。現地の学生と一緒かどうかは、試験日程や科によって変わるようです。
  形成外科は、7:30に始まり、勉強会(スライド:英語、話:韓国語)、入院・外来患者の処置があります。日中に手術がある場合は、手術室で見学をします。美容手術の有無は週によるそうで、自分は運悪く見学できませんでした。この週は、学生がいなかったため、実習の大半を教授の下で見学しました。
  家庭医学は、日本での総合診療科に相当します。ここでは、家庭医学についての説明や韓国の医療状況についての話を教授にしていただきました。また、家庭医学らしいシチュエーションでの医療面接の練習(英語)もあり、大変勉強になりました。ただ、外来・診察の見学は韓国語の分からない人には、身になるモノが多くはないため、お勧めできないとのことでした。
  小児科では、5年生の学生と共に回りました。8時カンファレンス、9時回診、その後はPBL・講義や外来見学、夕方の回診と続きます。
  外来・手術・回診などほぼ全てのことについて、先生方・学生達が英語で説明して下さるので、大変充実していました。韓国語が理解できるなら、内科の外来見学等はより良いものになるかなと思います。
 
地での生活
  宿泊させていただいた寮は、病院のすぐ隣の区画にあります。部屋には、勉強机・パソコン・Wi-Fiといった勉強設備、台所・風呂・トイレ・洗濯機といった生活設備が揃っています。また、部屋によっては、ドライヤー・アイロン・湯沸かし器などもあり、大変快適な生活環境でした。食事は、病院内に食堂があり、朝昼晩食べることも可能です。また、スーパーや駅も近く、比較的夜でも明るいため、買い出しについても不便なことはありませんでした。地下鉄で都心部も近いので、余裕があれば、韓国の街を散策することも可能です。
  事前準備としては、変換プラグ(SE)、ポケットWi-Fiがあれば十分だと思います。
 
  実習が各一週間ずつであり、また、仁済大学5年生のOSCE前後ということもあり、あまり学生との交流はありませんでした。しかし、その分、先生方と過ごす時間が多く、昼食・カフェ・夕食をご一緒させて頂きました。また、空いた時間に、病院の周辺を案内してくださったこともありました。先生方と真面目な話からくだけた話まですることができて、楽しかったです。
 
じたこと
  他国の教育を受けることは、良い経験になると思います。やはり、日本の実習と違う点もあり、新鮮で、勉強になりました。また、韓国の学生と触れあうことで、いい刺激を受けました。韓国の学生は、高い英語力を持っています。実習に自分が混じったことで、PBLや症例発表を英語で行うことになった際も、スムーズに英語で話していたのは、印象的でした。実習課題の論文でも、英文のものを扱っており、日頃より英語に触れる時間に明らかな差があると感じました。この経験を無駄にしないよう、英語に触れる時間を作るように努めていきたいです。特に自分が苦しめられた医療英語に関しては、今後の勉強にも大変意味があると思うので、勉強を進めてきたいです。
 
後に
 
  初めての留学経験であり、大変有意義な三週間となりました。このような機会を与えて下さった康先生を始め、学生係の方々、仁済大学でお世話になった先生方・学生達、関係者の方々に感謝いたします。

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