学生生活

2018年01月15日

その他

医学科学生が高校生向けセミナーを開催しました

  医学知識の習熟を目的として活動している九大フィジカル研究会が、高校生向けにセミナーを開催しました。
  これは、医師・医療系専門職を目指している高校生に医師の仕事や医学生がどんな勉強・実習をしているのかを知ってもらうため、医学科5年徳本さん、柘植さんが中心となって開催したものです。
  セミナーでは、柘植さんから「かぜ」のレクチャーを行い、高校生に「身体診察」の体験や臨床推論に参加して頂くなど、医学、医療に関心のある高校生にとって興味深い体験となったようです。
  
  徳本さんの活動報告書を掲載いたします。


ドクター入門 第1弾~かぜ~ 活動報告
 
九州大学医学部 5年 徳本秀哉

  
  2017年12月17日(日)、「ドクター入門 第1弾~かぜ~」と題して、高校生向けに“かぜ”についてレクチャーを行いました。
  
  修猷館高校から8名、大濠高校から3名、筑紫女学園高校から11名、計22名の高校生が参加しました。九州大学医学部からは、5年生が7名、医師が3名参加しました。
  
 
  班ごとにアイスブレイクを行った後、かぜについてのレクチャーを行いました。まず、かぜはどういったものかについて解説し、その上で必要な身体診察を高校生に実際に体験してもらいました。その後、前半のレクチャーで学んだことを活かして、症例問題に挑戦してもらいました。どの班も自分の経験だけでなく、教科書やネットを駆使して、自分たちなりのアイディアをまとめていきました。最後のフリートークも大変な盛り上がりを見せ、医師・医学生と高校生が交流を深めることができました。
  
  準備段階では、高校生にも分かりやすい説明になるよう苦心しました。しかしながら、実際にやってみると高校生の理解力は予想以上で、医学生にも劣らないほど質の高い臨床推論のディスカッションを行うことができました。私たち医学生も、教える立場になることで、病気や解剖についてより知識を深めることができました。また、高校生の新鮮な視点に触れ、逆に多くのことを学ばせてもらいました。
  この企画で、高校生・医学生共に学習意欲が高まったのであれば幸いです。また、大変嬉しいことに、ほとんどの高校生から次回も参加したいと言ってもらっており、これからは第2弾の企画を進めて参りたいと思います。
  
  最後になりましたが、監修から準備、当日の監督までしてくださった九州大学医学教育学講座の菊川先生、金澤先生、事務の皆様、健和会大手町病院 小倉先生に深く御礼申し上げます。


  
学生代表 献灯・献花 住本医学部長 追悼の辞 学生代表 献灯・献花
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