教授からのメッセージ
Interview
医学を志されたのはいつ頃ですか。
どのように学生生活を過ごされましたか。
3年次から医学の専門を学ぶのですが、いきなり解剖実習から入り、そこから学習を進めていくカリキュラムでした。推薦の教科書も原書でしたので、原書を読む癖がつきました。5年次からポリクリ(臨床実習)が始まるのですが、6人グループのうち半数はラグビー部であとは相撲部、サッカー部と体育会系のグループとなり、活気よく実習をこなしました。
授業外の学習では、私が神経系に興味があったことから、ノーベル生理学・医学賞も受賞したエリック・カンデルの「Principles of Neural Science」の原書を選書し、医学部の同期と下宿で読み合わせ学習をしたり、4年生の夏休みには、国立循環器病センター(当時)の病理研究室で神経変性疾患の標本について勉強させて頂きました。振り返ると、授業外の活動でつながった仲間達と活動し、学び、充実した学生生活であったように思います。
現在の専門に進まれることを決められた時期と、そのきっかけをお聞かせください。
今のやりがいと目標をお聞かせください。
それから、脳神経外科の魅力を、脳神経外科以外の診療科に進まれる方にも、それ以外の方にも伝えていきたいです。脳は人をひとたらしめる臓器であり、替えがきかないとても重要なものです。まだ解明されていない部分も多く、研究の対象としても奥深く非常に発展性があります。また診療においては、手術は繊細な技術が要求され外科医としての充分なやりがいを感じられます。加えて脳神経外科は医師として多様なキャリアパスが描ける診療科であることを知って頂きたいです。外科手術だけではなく、機能再生の研究、リハビリ、脳卒中の薬物内科治療など幅広い治療、研究が行われ、自分の適性にあった能力が発揮できます。
またこれからの目標は、将来の日本の脳神経外科を牽引できるようなリーダーになりうる人材を教室から輩出することです。血管障害、脳腫瘍、機能性障害、小児脳外科と脳神経外科医には幅広い分野がありますが、各分野それぞれに人材が輩出できることを目標にしています。
学生さんにメッセージをお願いします。
飯原教授について
飯原 弘二 教授
医学研究院 臨床医学部門 外科学講座 脳神経外科学分野
趣味はスポーツ観戦に映画鑑賞。野球やラグビーを特に好んで観戦されるそうです。休日はジムで体を動かしリフレッシュをされているとのこと。
医学研究院 臨床医学部門 外科学講座 脳神経外科学分野
趣味はスポーツ観戦に映画鑑賞。野球やラグビーを特に好んで観戦されるそうです。休日はジムで体を動かしリフレッシュをされているとのこと。