学生生活

2023年06月05日

その他

小代莉乃さん(医学科6年生)が第31回日本医学会総会にて発表

医学科6年生 小代莉乃さんが第31回日本医学会総会のU-40企画「この社会で何を考える、医学生たち」に参加しました。
日本医学会は、医学に関する科学および技術の研究促進を図り、医学および医療の水準の向上に寄与することを目的にしている学会です。

第31回日本医学会総会は、令和5年4月に東京国際フォーラムをメイン会場として開催され、小代さんは23日(日)のU40企画「この社会で何を考える、医学生たち」に参加しました。これは、将来、医師として活躍する医学生に、昨今の日本の医学・医療が抱える諸問題に対して、学生目線での問題点を抽出して、医学生ならではの結論を導くことを期待して企画されました。今回、小代さんは北園研究院長(当時)の参加呼びかけに答えて、当日までの指導にあたるメンターは医学教育学講座 菊川准教授が務めました。

参加した学生は3つのテーマに分かれ、小代さんは「コロナ禍における医学教育」について発表し、全国の医学生とディスカッションを行いました。

 

小代莉乃さんより寄稿

先日、東京で行われた「日本医学会総会2023」のU-40企画である「この社会で何を考える、医学生たち」に参加させていただきました。このような貴重な機会をいただき誠に感謝いたします。

本企画では、「①コロナ禍においての医学教育、②キャリアパス、③医学生から見る未来の医学」の3つのテーマが与えられ、事前ディスカッション及び当日のディスカッションを行い、プレゼンテーションに臨みました。

私は「①コロナ禍においての医学教育」を担当いたしました。コロナ禍において、実際の患者さんに会う機会が制限される中、シミュレーターを使った教育やオンラインでの医療面接など、各大学が工夫して教育を進めていることが分かりました。特に、学生主体で診察シミュレーションアプリを開発し、実際に導入している大学もあり、教員側からだけでなく、学生側からも教育に変革をもたらすことかできるのだと感じ、大変感銘を受けました。

また、多くの学生の前でプレゼンテーションを行ったことも非常に刺激的でした。時間制限がある中で聴衆の印象に残るようプレゼンするという能力は、医師にとって重要なスキルであり、学生の頃からその経験を積むことは非常に有意義であると感じました。

このように今回の経験は、沢山の気づきを得ることができ貴重でした。最後に、この会をご紹介いただいた医学学生係 田代様、調整をしていただいた菊川先生に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。


Interview

Q1.今回参加してみようと思った理由
参加を勧めていただき、様々な大学の学生が集まり議論することに興味を持ったから
Q2.今回の一番の収穫は?
本学ではまだ導入されていない新しい教育システムを知ることができたこと。
Q3.九大医学部 後輩の学生さんへひと言
4年に1回の開催にはなりますが、非常に有意義な経験になるのでぜひ参加してみてください
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