学生生活

2014年06月17日

国際・留学

釜山(プサン)大学国際交流

 九州大学医学部医学科では、韓国の仁済(インジェ)大学、慶尚(キョンサン)大学、釜山(プサン)大学の3大学と学生交換交流を実施しており、平成26年4月7日(月)~5月9日(金)の期間に医学科6年生3名が、釜山(プサン)大学を訪問しました。

現地では英語を使用し、釜山市内の大学病院やヤンサン市内の大学病院における臨床実習を行いました。実習以外の時間も韓国の教員の先生や病院のスタッフ、学生と食事を共にするなど交流を深めています。

国際交流 (医学研究院のウェブサイトへリンクします。)



   釜山大学短期留学感想文
医学科6年 渡邊 功

今回、私は4月の研究室配属において釜山大学への1ヶ月の臨床実習プログラムに参加させて頂きました。私を含め3人の学生が釜山大学に行きそれぞれに科を選択して実習しましたが、私は3週間リハビリテーション科に、2週間家庭医療科にお世話になりました。

リハビリテーション科について


釜山大学のリハビリテーション科は単独で病棟を持っており、整った施設や検査機器を駆使した治療の様子を見ることができました。また整形・解剖学・神経内科などの科の知識を横断的に学ぶことができ、非常に有意義な実習となりました。最終日には論文プレゼンの機会を頂き、Guillain-Barre Syndromeについて、論文を元に20分程度で発表させて頂きました。日本では学生のうちに論文を読む機会は少なく、ましてや発表をしたことはありませんでしたので、釜山大学の学生たちはしばしばこうした機会があるという話を聞き非常に驚きました。

家庭医療科について


家庭医療科では外来見学を主にさせて頂きました。ここでも韓国の学生には症例プレゼンに加え論文プレゼンと週2回のプレゼンがあり、加えて毎日の課題が課され韓国の学生は非常に熱心に勉強に励んでいました。また朝のレクチャーでは論文を読むためのEBMの講義があり、日本に比べると卒前から医師として働くための準備をしっかりしているという印象でした。


学生との交流について


釜山大学医学部は大学院の形式を取っており、学生は4年間別の専門の分野を勉強してから釜山大学に入学します。そのため様々な背景の学生が混在し、多種多様な将来プランを持っているため話していて非常に面白い学生が多かったです。そんな学生たちと空き時間に文化の違いや趣味について、また将来について語り合った一か月は本当に貴重な体験でした。

このプログラムを薦めて頂いた康東天教授に深く感謝しますとともに、今後はより多くの学生が参加することを願って、ご報告を終わらせて頂きます。 


韓国学生と
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