令和7年度ウォーミングアッププログラムの募集
ウォーミングアッププログラムは、研究室や医局で医学科、生命科学科1、2年を主な対象としたセミナーや訪問会を開催し、低年次から医学や生命科学に触れる機会を持ってもらうことを目的としています。
参加にあたっては事前申込みが必要です。各プログラムの詳細を確認し、参加を希望する研究室、医局へ直接申し込みをしてください。
皆さんの積極的な参加をお待ちしています。
開催者
生体防御医学研究所・研究推進ユニット・先端研究開発室
宇留野 武人 准教授
概要・趣旨
本プログラムでは、生化学や分子細胞生物学などの基礎生命科学から、免疫学のやや専門的なトピックまでを対象に、講義、討論、簡単な実習を通して学びます。ライフサイエンス研究の第一線で活躍する研究者や大学院生と交流し、知の創生が行われる現場を体験することができます。将来、アカデミアや企業における研究者を目指す学生にとって、教科書や参考書の知識だけでなく、実践を通じて科学的思考を早期に身につけることは非常に重要です。
日時等の詳細
開催日時 |
10月-12月、週1日、半日程度(曜日・時間、応相談) |
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開催場所 | 馬出病院キャンパス内 生体防御医学研究所 研究棟新棟 |
対象 | 医学科および生命科学科1, 2年生 |
受入可能人数 | 1〜2人 |
問合せ・参加申込先
准教授 宇留野 武人
メール:uruno(at)bioreg.kyushu-u.ac.jp
関連Webサイト:
https://hyoka.ofc.kyushu-u.ac.jp/search/details/K004217/index.html
https://loop.frontiersin.org/people/479156/overview
開催者
発生再生医学分野 目野 主税 教授
概要・趣旨
発生再生医学分野では一個の受精卵から個体がどのように形成されるかに興味を持ち、主にマウスを用いて初期の胚発生の研究を行っています。これまで妊娠の最初のステップである着床、体づくりの基盤となる体軸形成や心臓形態形成のメカニズムの解明に挑んできました。近年ではこれまでの基礎研究の知見をもとに不妊の原因である着床不全や先天性心疾患の原因解明研究を行うとともに、その治療法を開発し医療への応用を目指したスタートアップの設立を目指した活動も行っています。
本プログラムでは上記の発生再生医学分野での取り組みについて紹介し、希望者には実際に研究室内でどのように胚発生の研究を行っているかについて最新の胚培養技術からその観察法(組織透明化技術とライトシート顕微鏡)について見学していただく予定です。
発生生物学の基礎研究やその産業応用化に興味のある学生は研究室に配属される前でも研究に参加することは可能ですので気軽に連絡ください。
日時等の詳細
開催日時 |
参加希望者と調整します。 |
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開催場所 | 希望人数に応じて調整します。 発生再生医学分野の研究室内を予定。Zoom開催可。 |
対象 | 医学科および生命科学科1・2年生 |
受入可能人数 | 特になし |
問合せ・参加申込先
メール:nii.takenobu.259(at)m.kyushu-u.ac.jp
電話:092-642-6259
開催者
系統解剖学分野 三浦 岳 教授
概要・趣旨
私たちの体や生き物の姿かたちは、とても複雑で不思議に満ちています。最近では、そうした「形がどうやってできるのか?」を数学を使って解き明かそうとする研究が進んでいます。このプログラムでは、生き物の形や動きといった現象を数式で表す「数理モデル」という道具や、それをコンピュータで調べる方法を、実際の簡単な例を使って体験してもらいます。プログラムでは「Google Colab」というウェブサービスを使うので、パソコンとインターネットがあれば、特別な準備は必要ありません。数学や生物に興味がある人は、ぜひ参加してみてください。
日時等の詳細
開催日時 |
参加希望を連絡いただければ、申請者と相談の上決定します。 |
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開催場所 | 馬出キャンパス基礎B棟2F207もしくはzoomによる遠隔で行います。 |
対象 | 医学科および生命科学科1年生 |
受入可能人数 | 基本的に申請者ごとに個別開催します。 |
問合せ・参加申込先
メール:miura.takashi.869(at)m.kyushu-u.ac.jp
電話:092-642-6048
開催者
疾患情報研究分野、生化学分野、生体機能学分野、薬理学分野、細胞生理学分野
概要・趣旨
今年も夏休みの5 日間、学部学生向けの研究インターンシップ(研究室体験)を行います。将来基礎系の研究者の道に進んでみたいと考えている学生(主に学部生)を対象とし、実際の研究の面白さを知ってもらうことを目的とします。今年は九州大学医学部の基礎系の5つの研究室で受け入れを行います。
実習は原則として10:00~18:00くらいの予定。基本的に、午前中はレクチャー、午後は実験、最終日の午後に発表会を行い、夜に打ち上げの予定。学部生であれば所属は問いません。九州大学医学部以外の学生も受け入れます。
参考:過去の開催報告
https://www.lab.med.kyushu-u.ac.jp/dn/internshipreport2023/
日時等の詳細
開催日時 |
2025年8月4日(月)~8日(金)(5日間) 原則として、全日程参加できる方のみ受け入れます。但し、期間中に九大の期末試験がある場合は考慮します。 |
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申込み締切 | 2025年7月11日(金) |
開催場所 | 病院地区 基礎研究A棟2Fおよび3F 各研究室にて (〒812-8582福岡市東区馬出3-1-1) |
対象 | 医学科および生命科学科の1年生および2年生 上記以外の学部生 |
受け入れ研究室と実習内容
今年は以下の5つの研究室で受け入れを行います。実習内容や各研究室の研究内容をよく調べた上で、受け入れ希望する研究室を2つまで選んで応募して下さい。研究室によっては、希望者多数の場合、早めに募集を締め切る場合があります。
疾患情報研究分野(神経生理学)
①二光子励起顕微鏡を使って、生きたマウスの神経活動(感覚刺激応答)をカルシウムイメージングで計測します。
②固定したマウス脳を透明化して蛍光イメージングを行い、神経突起の配線の様子やシナプスを観察します。
受け入れ可能人数:3-4名
研究室Webサイト:https://www.lab.med.kyushu-u.ac.jp/dn/
連絡先:今井 猛 imai.takeshi.457(at)m.kyushu-u.ac.jp
生化学分野
上皮細胞の細胞間コミュニケーションの解析や細胞膜構造の観察で、内容は顕微鏡観察や細胞培養を予定しています。
受け入れ可能人数:3-4名
研究室Webサイト:https://www.lab.med.kyushu-u.ac.jp/biochemistry/
連絡先:池ノ内 順一 ikenouchi.junichi.033(at)m.kyushu-u.ac.jp
生体機能学分野
①ゼブラフィッシュや培養細胞を用いたオルガネラの4D(空間3次元+時間)ライブイメージング
②CRISPR/Cas9システムを用いたゲノム編集
受け入れ可能人数:3-4名
研究室Webサイト:https://morishitalab.jp/
連絡先:森下 英晃 morishita.hideaki.769(at)m.kyushu-u.ac.jp
薬理学分野
心臓の収縮や肥大のメカニズムについて、ラットあるいはマウスの心筋細胞を単離、培養して、細胞の観察、免疫染色、蛍光イメージングを行う予定です。
受け入れ可能人数:2-3名
研究室Webサイト:https://kuba-lab.jp/
連絡先:久場 敬司 kuba.keiji.815(at)m.kyushu-u.ac.jp
細胞生理学分野
研究対象は、ミトコンドリアもしくはオートファジーがミトコンドリアを分解する現象であるマイトファジーです。培養細胞やマウスを用いて、ミトコンドリアの機能、形やその分解について調べます。
受け入れ可能人数:3名
研究室Webサイト:https://kanki-lab.jp/
連絡先:神吉 智丈 kanki.tomotake.114(at)m.kyushu-u.ac.jp
応募方法
下記のGoogle formより登録して下さい。応募者多数の場合は志望理由に基づいて選抜し、7月18日までに採否の連絡をします。参加研究室については第2希望まで考慮します。但し、研究室によっては早めに募集を締め切る場合があります。遠方等の理由でもっと早くに採択の確約が欲しい場合は、備考欄にその旨を記載してください。個別に回答します。
https://forms.gle/VTra5vcgJP8AszQd6
もっと長期でのインターンシップを希望する場合は、別途各研究室までお問い合わせ下さい。場合によっては受け入れ可能な場合があります。参加にあたっては、原則として旅費や滞在費の支給はありません。また、単位認定はありません。参加にあたっては、万一に備え、一般的な学生向けの総合保険に加入していることを条件とします。
プログラム全体に関する問合せ先
メール:imai.takeshi.457(at)m.kyushu-u.ac.jp
電話:092-642-6090(事務室)
開催者
疾患情報研究分野 今井 猛 教授
概要・趣旨
2018年から、生命科学研究に興味のある学生有志による勉強会(輪読会)を行っています。
例年多くの人が参加して下さり、年によって内容も少しずつ変化していますが、毎年楽しくそして白熱した議論を学生中心で行っています。
コロナ渦以降はZoomによるオンライン開催となり、他大学の方や大学院生の参加も増えました。今年も他大学の方にも呼びかけます。人数が多い方が盛り上がるので、興味のある方は是非ご参加ください。
コンセプト
一人で論文や分厚い教科書を読んで勉強をするのはなかなか難しいと思っている人が集まり、幅広い研究トピックについて、多くの人と議論しながら勉強したいと思います。放課後の空き時間を使って、学年・分野を問わず様々な人が集まり、自由に生命科学の将来について議論できる場にしたいと思っています。既に研究室に所属している方でも、自分の研究分野以外の論文を読んでみたい、他の研究室の人と交流したい、という方は歓迎です。
内容
生命科学の論文を担当者が発表し、参加者で自由に議論します。発表論文の分野は問いません。但し、これまでに参加している大学院生は神経科学専攻の人が多いため、神経科学の論文が多めです。発表者には、学部生でも分かるような発表をお願いしています。発表は大学院生を中心に行いますので、発表を聴くだけの学部生の参加もウェルカムです。
日時等の詳細
開催日時 |
初回顔合わせは5月15日(木)16:30~ その後は週に1回2時間程度(夕方)。曜日は参加者と調整します。九大医学部の試験期間中と長期休暇中はやりません。 |
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開催場所 | Zoomによるオンライン開催 (後日録画を共有) 基本的には顔出しでお願いします。途中参加、退出も大丈夫です。 参加希望する方は下記のフォームで登録をお願いします。 登録された方にはメーリングリストで開催予定やZoomの情報が送られます。また、Slackに招待します。 |
対象 | 医学科および生命科学科の学部生~大学院生まで 生命科学の勉強が初心者の方も大歓迎です。 例年、他学部、他大学の参加者も多数います。 |
受入可能人数 | 何名でも |
問合せ・参加申込先
メール:imai.takeshi.457(at)m.kyushu-u.ac.jp
電話:092-642-6090(事務室)
登録フォーム:https://forms.gle/WJmLQfGVf5P4vqV67
開催者
分子神経免疫学分野 増田 隆博 教授
概要・趣旨
「将来研究者になりたい」「研究に興味はあるが実際何をやるのかイメージできない」「すぐにでも研究したい」など、研究に対するスタンスはそれぞれ異なると思います。本プログラムでは、実際に最先端の研究を進める現場(研究室)を訪問し、「脳の免疫細胞」の研究を題材にした簡単な説明や討論、研究者や大学院生との意見交換から、自身の将来像を描くヒントを得てもらえればと思います。また、希望があれば、研究室の配属前から研究活動ができるようにサポートします。
日時等の詳細
開催日時 |
通年開催(希望者と相談の上、決定します) 参加希望者は、メールまたは電話にてお問い合わせください |
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開催場所 | 馬出キャンパス内 生体防御医学研究所 本館4階 |
対象 | 主に医学科および生命科学科1年生 (上記以外の希望者も歓迎しますので直接連絡ください) |
受入可能人数 | それぞれ3人程度まで |
問合せ・参加申込先
教授 増田 隆博
メール:takahiro.masuda(at)bioreg.kyushu-u.ac.jp
電話:092-642-6800
開催者
救急医学講座高度救命・災害医学分野、救命救急センター
概要・趣旨
救急医学は『医の原点』であり, 様々な病気やケガの緊急対応を行うことが求められます。
卒業後に医師となる医学生は, 倒れている人がいたら, 一般の方よりも迅速かつ正確に処置を行えることが望ましいと考えます。本プログラムの主たる目的は『医の原点』である救急医療における一次救命処置をはじめとする基本的な手技について学ぶことです。皆さんが病気やケガの人を見た時に臆することなく対応できるよう, 実用的な部分を中心に講義・実習を行います。
- 倒れている人を見かけたらどうする? BLS (一次救命処置)の講義・実習
- 倒れているこどもを見かけたらどうする? PALS(小児二次救命処置)の講義・実習
- 怪我をしている人を見かけたらどうする? JPTEC(外傷病院前救護)の講義・実習
- 少しだけACLS(二次救命処置)も. 気管挿管の実習
- 救命救急センター・集中治療室見学ツアー
- 振り返り, 救急科医師への質問など
日時等の詳細
開催日時 |
2025年度 (現在調整中) |
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開催場所 | 病院救命救急センター内カンファレンス室 |
対象 | 医学科1年生のみ |
受入可能人数 | 10名程度 |
問合せ・参加申込先
メール:shono.yuji.779(at)m.kyushu-u.ac.jp
秘書 有川 美穂
メール:arikawa.miho.584(at)m.kyushu-u.ac.jp
電話:092-642-5871
開催者
総合診療科 平峯 智
概要・趣旨
原因不明の症状に悩まされ、病名が分からない方。持病がたくさんあって、一つの専門科にかかるだけでは上手くいかない方。そんな患者さんたちの力になれるのが、「総合診療科(ソウシン)」です。2021年に第一期生が誕生したばかりの日本の最も新しい専門医制度ですが、九大の総診には30年以上の歴史があります。みなさんが九大病院で実習をするのは4年次以降ですが、このプログラムで一足早くお見せしましょう。
- 新専門医制度と総合診療専門医についてレクチャー
- 専門医コース1、2年生(医師3、4年生)にインタビュー
- 九州大学病院見学ツアー
日時等の詳細
開催日時 |
2025年9月26日(金)14:30開始、16:30終了予定 |
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開催場所 | 病院キャンパス(総合研究棟3階および九州大学病院南棟9階) |
対象 | 医学科1年生 |
受入可能人数 | 10名程度 |
問合せ・参加申込先
メール:masayuki.murata.097(at)m.kyushu-u.ac.jp
電話:092-642-5909
募集締め切り:2025年9月16日(火)